Amazon echo show 5がプライムデーで安く販売されて、
Alexaスキルの開発を行ってみたいという開発者の方もいると思います。
今回は以下の解説を行いAlexaスキルを開発するための足がかりになればいいなと思って記事を記載しました。
・Amazon Developerの登録方法
・スキルの作成
・スキルのビルド方法
・スキルをエミュレートする
・スキルを実機で動かす
Alexa スキル開発を始めるために必要なもの
まず以下の準備が必要なので用意しましょう。
- Amazon Developerアカウント登録に使用するメールアドレス
- Chrome、Firefoxブラウザが利用できるパソコン(Windows,Mac,Linux)
- Amazon EchoなどのAlexa対応端末
Developerアカウント登録
ではまず、Developerアカウントを作成していきます。
⑴ Webブラウザで https://developer.amazon.com/ja にアクセスします。
(2)以下のようにAmazon Developerのトップページにアクセスされるのでログインボタンをクリックします。
(3)普段アマゾンでechoで使用しているアカウントでログインしてください

(4)ログインすると、以下のようにAmazon Developerに必要な情報を入力していき、
必須項目を入力したら下部の保存ボタンをクリックしてください。

(5)完了後、お支払い情報を入力するをクリックして質問に答えていきます。
これが完了すると、自動的にサインインされて、アカウント作成完了となります。
※口座番号などを聞かれますが有料アプリや広告による収入を受け取るために必要だったりします。

スキルの開発
アカウント作成が完了したのでスキルの開発をしてきます。
今回は簡単に”アレクサ Hello World を開いて”と話しかけるとアレクサが起動するスキルを作ります。
どの言語もまずはHello Worldと表示させるところまでが大変なので今回解説できたらと思います。
新規スキルの作成
最初は空のスキルを作成していきます。
⑴開発コンソール(https://developer.amazon.com/dashboard)にログイン
(2)上部のヘッダーから Alexa→Alexa Skils Kitをクリックします。

(3)スキルの作成をクリック

(4)スキルの設定を行う
どういうアプリを作るのか(モデル)、リリース方法(バックエンドリソースをホスティング)が選べます
今回はモデルはカスタムで、バックエンドリソースのホスティングはAlexaがホストを選びましょう。

設定を完了したら右上のスキルを作成をクリックしてください。
1分ほど待つと自動的に画面遷移し、スキル作成は完了となります。
Hello worldスキルをシュミレート
スキルが作られるともうすでに、”アレクサ Hello Worldを開いて”とお願いするとアレクサが起動するアプリはできています。
以下の呼び出し名をクリックしてもらうと、すでにhello worldという文字が入力されていると思います。


この呼び出し名の部分はとても重要な部分になります。以下の参考にしてください。
アレクサ ●● を開いて
アレクサ ●● で★★をして
の●●のスキル名の部分が呼び出し名の部分になります。
ではアプリはすでに出来ているので、そのアプリをシミュレータを使って動かすまでを解説します。
(1)まずヘッダーのテストをクリック(下記画像参考)
(2)スキルテストステージを開発中に変更(下記画像参考)
(3)入力項目にアレクサにお願いする内容を入力してキーボードのエンターをタップ(下記画像参考)
(4)アレクサの回答を確認(下記画像参考)
成功していたら、以下の文言が表示されます。
Welcome, you can say Hello or Help. Which would you like to try?
他の文言にしてみるなど色々試してみてください。

実機でのテスト
いよいよ実機でのテストをしていきます。
実機のテストは以下の手順で行います。
(1) Alexaアプリ Web版を開く
https://alexa.amazon.co.jp
初めて開くとログインを要求されるので、Amazon Developerに登録したアカウントと同様のアカウント(echoで使用しているもの)と同等のアカウントでログインしてください。
ログインが成功すると、持っているechoをwebが同一の
(2)スキルをクリック

(3)有効なスキルをクリック

(4)開発スキルからインストールするアプリをクリックする

(5)アプリを有効にしてアレクサにインストールする
最後に開発したアプリを有効にすると、実機にインストールされます

(6)実機 動作検証
全て完了したら、echoに向かって、”アレクサ Hello Worldを開いて”と話してみましょう。
エミュレータと同様の返答が返ってきたら成功です。
まとめ
今回は Echoを使ってAlexaスキルでHello Worldを反応させるところまでを行いました。
ほとんどのプログラミングでは、すごく簡単なプログラムでも動作させるまでの環境構築が大変なことが多く、この記事をみて、Alexaスキルの開発に手を出される方が多くなれば良いなと思っています。
次はもう少し難しめな外部RSSを取得して読み上げなどのスキルを開発して解説して行こうと思います。
何かこういう開発をやってほしいなどの事があれば、コメント欄からリクエストお願いいたします。